●マークと焼き印

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きのみののマーク
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クッキー型
おやつやお菓子だって美しいものが良いに決まっていると思います。

きらびやかなデコレーションや見た目の事ではなく。

そこにしか無い雰囲気をとても大事にしています。

きのみのマークは彫刻家の佐々倉文さんのデザインですが、もともとはお菓子に押す焼き印をお願いしていました。
そのデザインがとても気に入りマークにも使用しています。

「きのみのような、そして糧となるようなお菓子」というイメージを持っています。

彼女の道具に対する愛着とデザインすることへの愛情が感じられる道具達がとても好きで使用しています。
その道具を使ってお菓子を焼く私の手を伝って広がってゆく楽しさを感じて。

全粒粉とメープルで焼く「きのみのクッキー」は佐々倉さんが制作したクッキー型だけを使っています。

実はこのクッキーを焼く時間が一番幸せです。

●まぜるもの

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泡立て器というにはあまりに美しく、存在感のある道具です。

きのみののお菓子を作る時、粉や材料に空気を含ませるように混ぜ合わせる事を大切にしていますが、この泡立て器を必ず使います。

マフィンのように液体と粉を合わせる時はウェット(生地)の重みがダイレクトに手に伝わってくるので微妙な水分量の加減ができます。

この泡立て器で、ぐるぐるぐると混ぜ合わせるのは美味しく作る為の儀式のようなものにもなっています。

「自立する」というのもとても面白い要素です。

●ひかりを放つ鍋

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ヤットコはありませんが
初めての“きのみのの日”をおこなって
お菓子を販売したお金を握りしめ、佐々倉さんの鍋を買いに行きました。(正確には二日後ですけど)

この鍋は「鍋にヤットコ」という個展を、うちの近くのかしゃま文化会館で開催していたので、初日に行って目を付けておいたもの。
私はあまり衝動買いが出来なくて、いいなと思ってもすぐには買わないで少しその事をわざと忘れるようにして、もう一度見た時にやっぱり欲しい!と思えるかどうか・・・
という面倒な事をする習性があります。
なので、欲しいものを取り逃がしたり(?)、他の方にまわしたりという事も結構あるのですが、不思議とそれも「あ、縁が無かったのね」とか私よりふさわしい人の所に行ったのね、と思えるのです。

初日に数個あったこの鍋も残りの中から選びましたが、やっぱり素晴らしく美しい。
そして楽しく長く使えそうな鍋。
薄暗い、私のお菓子部屋をミラーボールのようにキラキラと照らしてくれるでしょう。
道具選びはともに歩く仲間を見つける事。

私が自分に許している唯一贅沢な事かもしれません。